シン・つれづれ草

シンガポールに暮らし、感じたこと、思うこと、体験したことなどを綴ります

キナバル山 登山記 1日目 - Mt. Kinabalu Climbing, Day 1

キナバル山登山初日。旅行会社を通じて申し込んだ登山ツアーの内法で、ホテルまで車で迎えにきて登山口まで連れて行ってくれます。朝食を済ませ、約束の7時に待っていると普通の4人乗りのセダンで迎えにきてくれました。他に日本人の若い女性客が一人相乗り。(ちなみに彼女はご両親と家族でコタキナバルに旅行に来て、両親は市内に残り、本人だけ登山に来たとか)コタキナバル市内から登山口のキナバル公園本部まで88km、車で2h弱。

天気は最初は曇り、途中雨が降ったりやんだり。ドライバーと雨止むといいね、と話しながら向かいます。途中のViewing pointで降ろしてくれてキナバル山を臨みますが、、

見えない...

見えない...

山の上に行く頃には天気がよくなることを祈りつつ道中先へ進みます。

9時前に予定通り公園本部到着。ここで必要書類の記入、弁当をもらったりして、登山ガイドを紹介されます。キナバル登山はガイドをつけることが義務付けられているとのこと。地元の雇用創出のためでしょうね。この記事書くのに半年経っちゃったのでガイドのお兄さんの名前忘れた。ごめん。地元の若者で素朴ないいやつでした。さて、そこからマイクロバスに乗り込み、10分ほどで登山口へ。ここがスタート地点。テンション上がる⤴️ ガスってますが、幸い雨はやんでます。

向かって左の旗がマレーシア国旗、右はサバ州の州の旗です。マレーシアの中のサバ州の位置付けについては後ほど最終日 Day 3の記事に記そうと思います。

登山口標高1,866mから、初日の山小屋3270mまで登っていきます。登山道はよく整備されていて初心者でも問題なしと聞いていましたがその通り。途中約1kmおきに休憩所があり、適宜休憩を取ることができます。

途中で昼食休憩を挟みつつ、どんどん登ります。→途中雨が降りだし、、レインウェアを着て登る。→幸い雨は短時間でやみ、ずっとガスっていたけど一瞬視界が開ける。

標高3,000mまで来ました。この時点で午後1:43。 登り始めから休憩も入れて4h20mほどかかってます。この辺りから酸素が薄くなったことを実感し、ほんとにつらい。今まで最高で2,500mくらいしか登ったことがなく、、酸素が薄いってこんなにつらいのか。。ゆっくりゆっくりとしか足が動かない。

3,000mを超えた辺りから森林限界を超えてきます。日本の本州だと森林限界を越えるのは2000mくらい(渋峠とか)だと思うので、やはり赤道付近の熱帯は違うのでしょう。引き続き薄い酸素で100m歩いては立ち止まって息を整え、を繰り返しながら今日のゴールを目指します。キナバル山は日本で言えば富士山みたいな山なので、僕みたいな初心者も多く、皆この辺りからきつそうにしていました。休憩してる時に「もうGrab呼ぼうか :-)」なんて冗談も。

すると、突然視界が開けて、、

ついに初日の目標地点、PANALABAN地区(3,270m)に到着!! 午後3時前くらいでした。5h半くらいかけて登ってきたことになります。

山小屋にチェックインし、シャワーを浴びようとしたけどお湯が出ない。高地の冷水を浴びるのはさすがに無理で水で絞ったタオルで体を拭く。後で聞いたところによると電気等エネルギーを使える時間を決めているらしく、この時は多分電気が使えずお湯もでなかったのだと思う。部屋の電気も点かなかったし。

部屋は4人部屋の相部屋だけど、この日は地元マレーシア人の若者と僕の2人。

山小屋は想像していたよりずっときれいでした。日本のちょっとした洒落たペンションみたい。

明日は2時くらいに起きて出発するので、夕食は午後4:30からスタート。バフェ方式でした。普通にうまい。3000m超の山小屋でマレーシアでこれなら十分。テーブルは相席になり、スペイン人夫婦、マラッカから来たというインド人のおじさん、車で相乗りになった日本人女性、シンガポールで働いているという中国人女性、そしてシンガポール在住の日本人のおじさん(僕)という国際色豊かなテーブルでした。

ずっとガスっていて景色が見えなかったのだけど、一瞬ガスが抜けました。山小屋の食堂からの眺め。Wow!

雲海と夕焼け。来てよかった!!

明日は2時起きなので、8時にはベッドに入って早々に寝につきました。高山病で若干の頭痛ありだけど幸い大したことはありません。

Day 2に続きます。