シン・つれづれ草

シンガポールに暮らし、感じたこと、思うこと、体験したことなどを綴ります

キナバル山 登山記 前日 (Day 0) - Mt. Kinabalu Climbing, Day 0

2023年8月にマレーシアのキナバル山に登ってきたのでその時の記録を残します。半年前なのでだいぶ細かい記憶は曖昧だけど...

まずキナバル山の基礎情報から。キナバル山は東南アジア最高峰の山で、標高が4,095mあります。富士山が3,776mなので約300m高い。なお、富士山登山口は複数ありますが、吉田口が標高2,300m、富士宮口が2,400mだそうです。そしてキナバル山の登山口であるティンポホンゲートの標高は1,900m弱のところにあります。富士山と比べると400 - 500m下から登り始め、300m上まで登るということになります。

キナバル山の標準的な登り方(日程)は、初日の朝から登り始め、標高3270m辺りの山小屋に一泊、翌日早朝(というか夜中)に山頂目指し、日の出を拝んで下山してくるというもの。ほぼ富士山と同じ感じ。基本これに前泊、後泊が必要となるので、最低4日必要になります。

シンガポールからキナバル山の麓の町、コタ・キナバルまでは飛行機で2時間半ほど。今回は金曜に仕事を終えてからコタ・キナバルに移動して前泊、土日で登山し、日曜またコタ・キナバルに後泊。月曜のんびりしてから帰路に着くという日程でした。

さてDay 0。8月11日(金)移動日です。ちなみに前日夜に荷造りしようとしたら、、この日のために前回日本に一時帰国した際に自宅からシンガポールに持ってきたはずの冬用のインナーウェア、ニット帽、グローブなどの防寒着系が軒並みない!? どうやら持ってくるの忘れたらしい。慌てて日中に会議の隙間の時間にユニクロやDecathlonに買いに行きました。。危なかった。。

夕方仕事を終え格安航空のAir Asiaでコタ・キナバルへ。空港からホテルへはGrabで移動します。空港から町の中心部までは7kmほどで、東南アジアの都市にありがちな渋滞などもなく、車に乗ったらあっという間に到着します。

GrabやUberなどのライドシェアのサービスが普及し、海外旅行(ビジネスでも私用でも)の現地での移動は格段に楽になりました。言葉が通じなくても、極端な話ドライバーと一言も口きかなくても目的地まで行ける。アプリで経路を追えるので変なところに連れて行かれるリスクは極めて低い。値段は乗る前にアプリで確定していてぼったくられる心配がない。支払いはアプリで完結する(のでクレカに不正請求される心配もない)。このサービスができる前は慣れない国でタクシーを使うのは非常に気を使うものでしたが、どんな国でもこれが使えて本当に便利になった。そして今どき世界中で使われているこのサービスを禁止して使えなくしている(一部の既得権者のために多くの消費者に便利なサービスが導入できない)どこかの国はやはり社会として問題あるよなってほんと思う。オンライン診療しかり、自動運転しかり。

話が逸れた。あっという間にホテル到着。泊まったホテルはホテル・シャングリラ・コタキナバルなんですが、、シャングリラと言えば高級ホテルですが、ここはふるーいビジネスホテルという感じ。一泊日本円で12,000程度。後日シャングリラホテルの公式ホームページを見てみたけど、ここは出てきません。パチもんの類?しかし激安でもないので、部屋は清潔で不満はありません。想像通りのチープさ(笑)。部屋の冷蔵庫は今はなき三洋製でした。古いなーこれ。見た目から想像するに、僕の小学生くらいの時くらい(45年くらい前)の製品では。でもちゃんと動いてます。昔の日本の電化製品はすごいね。

 

近所を少し歩いてローカル飯やで適当な麺を食べました。特にうまくないけど、まあ食える。明日に備えてこの日はアルコールも控えて早々に寝につきました。さあ明日は山登り!